「名前で呼ぶなよ」 目の前には、綺麗な遥斗先輩の顔が映った。 『わ、分かりました…』 遥斗先輩が私に詰め寄ったために、距離がかなり近い。 下がることはできず、恥ずかしくて俯くと。 「なに恥ずかしがってんの」 『ち、違いますっ!』 「じゃあ、こっち向けよ」 『ここ学校だし…』 「授業中だし誰も見てねーよ」 ゆっくり、顔をもどすと不気味な笑みを浮かべた遥斗先輩。 「俺以外の男の名前呼んだから…お仕置きな」 『えっ、それっ…ん』 「あお」 そう言って遥斗先輩は、甘い口付けを落としていった。