「遥斗先輩…っ」


『あお、俺に惚れんの遅すぎ。



てか、俺から言うつもりだったのに』




俺から言うはずだった、


そこはなんか悔しいけど…



『遥斗先輩…』


「俺は、死なないって約束する。
置いていったりなんかしねぇ


…湊以上に、愛してやるよ」



抱きしめていてお互いの顔は見えなかったけど、あおは震える声で


「ありがとう」


小さく呟いた。