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「…湊に会う気になった、理由きいてもいいかな?」



少し落ち着いてきた頃。



沙希さんは紅茶を一口飲むと、話を切り出した。


沙希さんは、少し申し訳ないような感じで。





…そうだ、



すぐリビングに通されて、謝ったら話逸れちゃったけど…






私が湊に会おうとここに来た理由。




沙希さんの言葉に静かに頷くと、私は話し始めた。



「実は、


湊を裏切ってしまったんです…」



声が震えながらも、ゆっくりと最後まで続けて言った。