「俺、そうゆうのやめたから」


「うそでしょー?」


「冗談とかじゃねえから」



あおを絶対振り向かせる、って決めたから。



それに、こんな女なんて構う気にもならない。





そして今日来れないと分かると、女は教室を出て行く。



「いいのかよ」


「全然」


「どんなけベタ惚れなんだよ」



隣でケラケラ笑う空。