「じゃあ、そういうことなので」 彼はそう言って、電話を切った。 ……電話の相手の声、ここまで聞こえたんだけど。 大丈夫だったのかな、あれ。 「目が覚めた?」 「……あの、私って……」 「倒れてたんだよ、繁華街で。しかも道のど真ん中」 「……」 「どこか痛いところはない?大丈夫?」 「それは…、大丈夫です」 ならよかった、と安心した様子を見せる彼。 ……彼が、助けてくれたんだろうか?