金曜日の罪






「じゃあ、そういうことなので」





彼はそう言って、電話を切った。


……電話の相手の声、ここまで聞こえたんだけど。



大丈夫だったのかな、あれ。





「目が覚めた?」


「……あの、私って……」


「倒れてたんだよ、繁華街で。しかも道のど真ん中」


「……」


「どこか痛いところはない?大丈夫?」


「それは…、大丈夫です」





ならよかった、と安心した様子を見せる彼。


……彼が、助けてくれたんだろうか?