「どうして、愛姫さんは私なんかの為に優しく出来るのですか…。私なんかより応援してくれる人、一杯いるのに…。」
「もちろん、応援してくれる人はお陰様でたくさん増えてきた。本当に1人1人にありがとうって言いたい気持ち。けれど、穂乃花ちゃんはやっぱり違うの。」
「違う…。」
「そう。さっきも言ったけど、穂乃花ちゃんはデビューしてからずっと応援してくれていた。手紙を書いてくれて。その気持ちは私の中ではとても大きいの。穂乃花ちゃんには本当に感謝しているの。」
「そんな…。」
「本当よ。穂乃花ちゃんの応援のお陰で私も夢を追いかける事が出来るの。」
遠くを見つめて懐かしむような表情を浮かべる。
「夢…。」
「そう、私の夢…。」
「それって…。」
愛姫の横顔を見ながら穂乃花が呟いた。
「迎えに来てもらう、事ですか…?」
「え?」
「翔太さん…。」
「どうして…。」
突然の穂乃花の言葉に愛姫は思わず言葉を失った。
「どうして穂乃花ちゃんが翔太の事を…。」
「実は…。」
ゆっくりと話し始めた。

