『凜!119番できるね?』

「うん!」

私は凜に救急車を呼ばせて、

『レツ……てめぇ、何してくれてんだ。あ゙ぁ゙?』

「チッくだらねぇ親子ごっこに命懸けたばかを殺しただけだ 」

「ママっ!救急車もパトカーもすぐ来てくれるって!」

『パトカー?凜が呼んだの?』

「うんっその人、パパ撃った。逮捕しなきゃでしょ?」

その時、サイレンがなった。

レツは逮捕され、兄は病院に運ばれた。

3人と一緒に兄が運ばれた病院に行くと、集中治療室に兄が居て、

「ご兄弟ですか?」

ときかれた。

『私は妹、この子達は…子供です。』

「?…そうですか。(子供?)っと、三日月紫苑さんの容態は、極めて危険です。この3時間が峠でしょう。」






この3時間、兄は越すことが出来なかった。


私は遂に肉親を失った。