今日の私 明日の私 （仮）

私はそのようなことを考えながら、痛みをまるで感じていないかのようにすやすやと眠るリュウの寝顔を見つめる。



しばやくして、病室の扉が開き、白衣の先生と知らない女性が入ってきた。



彼女は病室に入るや否や、ズカズカと私の前まで寄ってきた。



「だれ、あんた」


彼女は氷のように冷たい視線を私に送る。私は恐怖のあまり声がでなかった。




「まぁ、あんたが息子の彼女かどうなのかは知らないし、知りたくもないんだけどさ。…あんた邪魔よ。」


今、誰、って聞いたのに…



ちよっとひどい。



そう思っていた私を女性はいとも簡単に押しのけ、リュウのベッドの隣に立つ。