今日の私 明日の私 (仮)

「篠宮さん。」


いつも私を探してくれる看護師さん。


名前は覚えてないけど、私が病室からいなくなってから探してくれるのはいつも彼女。


こんな面倒な人間に付き合ってくれる唯一の存在。


「看護師さん。また来てくれたのね。」


私は振り返り、優しく微笑む。