目を覚ますと、雪はベッドにいた。 「どこ…?」 見えるものは、白い天井、白い壁、白いカーテン、そして…点滴。 「病院…かな…?」 「雪音?」 よく知った声。 雪は声のしたほうに顔を向けた。 そこにいたのは 「冬音…」 双子の妹の冬音(フユネ)だった。 「雪音…。学校で倒れたの、覚えてる…?」 「学校で…?……あぁ」 そっか、部活してて、咳とまらなくなってそのまま…