あくる日の朝、年老いた男性が森の中を歩いていると、泥にまみれた布の端が雪の中から覗いていることに気が付きました。老人が布を掘り起こしてみると、どうやらそれはねずみ色をしたポンチョのようでした。彼は慌てて周囲を掘りました。しかしポンチョの他には、小さな少女の革靴と美しいマッチ箱がたくさん入った手籠しか見つけることができなかったそうです。 そう遠くない、昔のお話。