驚いた顔をした天子は、すぐ顔が真っ赤になって、 「……煌、ちゃん」 小さく呟いた。 「ちゃん?」 「だってそのほうが呼びやすいんだもん……」 真っ赤に染まった天子の顔が可愛くて、兄貴のこととかはどうでも良くなった。 今の天子は、俺だけのものだから。