素っ気なく答えたけど、一瞬顔が曇ったのを見逃さなかった。



「天…」



「わ、霧野の部屋広いね!かっこいー!」




すぐに明るい顔になってはしゃぐ天子。





俺は無性に悔しくて、天子の手を掴んだ。