困ったように笑う天子。 「まだ、全然決めてない」 きっと先生や親からも進路のことについてなにか言われてるんだろう。 天子は泣き出しそうに笑った。 「まあまだ時間あるし」 「え?」 「そんな焦んなくても、きっといい道見つかるよ」