暑い夏の日。

蝉がうるさく泣いている。

いや、泣いているのはきっと蝉じゃない。

わたしだ。

目の前に、夏なのに冷たくなっていく君を見て・・・。

なぜ、こうなったかは分からない。

君の運命だっただけかもしれないし、

だた、こうなっただけなのかもしれない。

でも、ひとつ言えるのは、君が死んでいること。

それだけ。