HRが終わると、わたしの元へ女の子たちが集まってきた。
「三奈葵さんって、どこから来たのっ!??」
「メアド教えてよ~」
「家どこ?」
「彼氏とかいたりすんの?」…
あぁ、うるさい・・・。
どうしよ・・・
席を立とうとしたらタイミングを見計らったようにチャイムが鳴り、
皆それぞれの席に戻っていく。
扉が開き、先生が入ってくる。
「よーし、授業始めるぞ。」
先生の言葉で授業が始まった。
――1時間後
また、質問攻めされないようにわたしは授業が終わった後すぐに席を立ち、教室を出て廊下を歩く。
何処か人の少ないところに行きたい・・・。
そういえば、この学校、屋上あるのかな?
そう思ったわたしは階段を上りはじめた。
1番上の階で足を止めた。
あった・・・。
ゆっくりと、その分厚い扉を開けた。
「授業も面倒だし、ここで1時間潰そう。」
そう呟き、フェンスに寄りかかって、空を見上げた。
あの時の空に似ている・・・。
雲一つ無くて、でも、どこか寂しげなあの“そら”に。
「・・・み・・・きみ!!ねえってば!」
ぼんやりと目を開けると、キャラメル色の髪をした男の子が立っていた。
「やっと、起きた♪君ずぅーっと寝てたんだよ?」
あ。わたし寝てたんだ・・・。
それにしても、この子誰だろ??
「三奈葵さんって、どこから来たのっ!??」
「メアド教えてよ~」
「家どこ?」
「彼氏とかいたりすんの?」…
あぁ、うるさい・・・。
どうしよ・・・
席を立とうとしたらタイミングを見計らったようにチャイムが鳴り、
皆それぞれの席に戻っていく。
扉が開き、先生が入ってくる。
「よーし、授業始めるぞ。」
先生の言葉で授業が始まった。
――1時間後
また、質問攻めされないようにわたしは授業が終わった後すぐに席を立ち、教室を出て廊下を歩く。
何処か人の少ないところに行きたい・・・。
そういえば、この学校、屋上あるのかな?
そう思ったわたしは階段を上りはじめた。
1番上の階で足を止めた。
あった・・・。
ゆっくりと、その分厚い扉を開けた。
「授業も面倒だし、ここで1時間潰そう。」
そう呟き、フェンスに寄りかかって、空を見上げた。
あの時の空に似ている・・・。
雲一つ無くて、でも、どこか寂しげなあの“そら”に。
「・・・み・・・きみ!!ねえってば!」
ぼんやりと目を開けると、キャラメル色の髪をした男の子が立っていた。
「やっと、起きた♪君ずぅーっと寝てたんだよ?」
あ。わたし寝てたんだ・・・。
それにしても、この子誰だろ??
