運が良くてホッとしてノートに書き終えた。



「すーずっ、帰ろ?」



「うん。」



ちょうど柚子香が来た。

私が書き終わるのを待ってたみたい。



自分の教室まで二人で

たわいない会話をしていた。


柚子香は高校からの友だちだけど

ずっと前から一緒みたいに

すっごく楽しい。



だんだん教室に近づくと

また廊下で牧野くんたちが騒いでいた。



「またいるの。よく飽きないよね。」



「…うん。」



牧野くんはそんな中でも

爽やかに笑って友だちと話していた。