「すーずちゃん。」


「あっ若林くん。」



あれから若林くんとは

廊下ですれ違うたびに話すようになった。


だけど隣にいる柚子香は


「…」


なぜか無言状態。


若林くんもそんな彼女に話しかけにくいみたい。


「じゃあすずちゃん、柚子香ちゃんばいばい。」



「うんまたね。」


「…」



柚子香はなんでそんなに嫌うんだろ…。