「ねぇ。」



「なに?」


廊下を歩いていると若林くんが

声をかけた。


「いい忘れたけど、

俺は1年2組の若林雄大な。よろしく。」


若林くんは私に自己紹介してくれた。

だから私も


「あっ私は」


「宮野すずちゃんでしょ?」


「え?」


なんで私の名前…。