ヤクザの君と

蓮香side

ん〜…うっ…首が〜……

「おい、お前」

ん?私?

「おい、聞いてんのか!?」

聞いてるよ?

「なんか喋ろや!!」

それは、無理ですね…

「テメ〜な…」

「龍樹…ゴニョゴニョ」

なに喋ってんの〜?

「そうか…真那斗!紙とペン持ってこい!」

「りょ〜かいっ」

ドタバタドタバタ…キキーッ

「持ってきたぞ〜」

はや!?走るの早いね〜♪

「おい、佐藤の娘。お前の名前なんていうんだ?あ、紙とペン。」

あ、ありがとです

えっと……カキカキ

『佐藤蓮香(サトウレンカ)と、いいます』

「蓮香か…俺は、東堂龍樹(トウドウタツキ)だ」


「俺はな〜、金子真那斗(カネコ マナト)つ〜んだ!!」

あ、お姫様だっこした人だ

「私は、喜多嶋智幾(キタジマ トモキ)といいます」

2人目の人だw


『ど、どうも…』


龍「お前も知ってると思うがな、お前の父親は、俺達に借金をしてん…だ…」

ん?私の腕見て……は!だ、ダメ!

龍「隠すな…見せろ」

ブンブン
見せない!見ないで!!

龍「チッ…」

グイっ

あ……

龍「あ?なんだ?…お前、父親に虐待受けとんのか?」

ブンブン!
違う!違う!

龍「受けとるんだろ!!!!!!!」

っ………

う〜…

真「あ〜ぁ、龍樹泣かせちゃダメじゃん」

龍「はぁ…」

ビクッ…

龍「……智幾」

智「わかった」

龍「蓮香…」

『な、なんでしょうか』