「勉強会ね…、良いと思うよ。」

雪ちゃんは私の提案に賛成してくれた。

「俺もいーよ。補修やだし。」

「なら、ちゃんと勉強しなさい。」

雪ちゃんはまた、ため息をついた。

「ねえ、勉強会の時にさ、俺の友達を一人連れてきていい?」

「別に良いけど…、どんな人なの?」

私は赤木くんの友達について聞いた。

「えっと、愛羅ちゃんには負けるけど、頭が良くて静かな奴かな。」

赤木くんは、笑いながら説明してくれた。

「あと…、」

赤木くんが言いかけた時に予鈴が鳴った。

「じゃあ、この話はまた後で。」

赤木くんは、自分のクラスへ戻って行った。

「じゃあ、私も席戻るね。」

雪ちゃんも自分の席へ戻って行った。

赤木くんの友達か…。
どんな人なのかな?