私と君の初恋


あらかじめ、春斗は伝えてたらしい。

そういう心遣いはありがたかった。



「それじゃあ、次は愛羅の番…って愛羅⁇」

真白は、紫藤の顔の前で手を振っている。

しかし、紫藤は何か考えてるのか全く気づく様子がない。

「大きい声で呼んだ方がいいんじゃない⁇」


手を振っている真白に春斗は少し笑いながら言った。