「知り合いってほどじゃないよ!ただ、この前助けてもらっただけで…」 私はあの時の事を思い出してしまい、声が小さくなった。 「確か、ノートを職員室へ運んでる時に階段から落ちた所を助けてもらったんだよね?」 「えっ…!雪、知ってたの⁉」 赤木くんは雪ちゃんの言葉に驚き、 「俺だけ何も知らなかった…」 と落ち込んでしまった。