それから私達は、互いの名前を教え合ったり、家の場所を教え合ったりと、自分のことについて話していった。
最初はそれも抵抗があったのだが、準斗くんが悪い人ではないことを感じ、次第にためらいも消えていった。
そしていつの日か、準斗くんは私のことを名前で呼び捨てするようになった。
私も、名前を呼び捨てで呼んでいいって言われたけれど、そんなこと一度もしたことがなかった私は、それを断った。
さらに日が経つと、準斗くんが私を迎えに来てくれるようになった。
その時に、準斗くんが学校に行ってないことを知った。
別に私は、ずるいなんて思わなかったし、逆にかわいそうだなぁと思った。
学校に行けない人は、学校に行きたがってるって、よく聞くから。
きっと準斗くんもそうなんだろうなって思った。
――そして三ヵ月後である七月には、今の私達がいるのだった――
最初はそれも抵抗があったのだが、準斗くんが悪い人ではないことを感じ、次第にためらいも消えていった。
そしていつの日か、準斗くんは私のことを名前で呼び捨てするようになった。
私も、名前を呼び捨てで呼んでいいって言われたけれど、そんなこと一度もしたことがなかった私は、それを断った。
さらに日が経つと、準斗くんが私を迎えに来てくれるようになった。
その時に、準斗くんが学校に行ってないことを知った。
別に私は、ずるいなんて思わなかったし、逆にかわいそうだなぁと思った。
学校に行けない人は、学校に行きたがってるって、よく聞くから。
きっと準斗くんもそうなんだろうなって思った。
――そして三ヵ月後である七月には、今の私達がいるのだった――

