いつまでも君が好き

 どうして……準斗くんなんだから、なんて……思うんだろう。

 準斗くんは、仲のいい男友達なはずなのに。

 何かクラスの男子達と、違うところなんてあるのかな?

 いや……、ないはずなのに。

 なのに最近の私は、なんていうか……。

 準斗くんを、特別な人だとでも思ってるみたいだ。

 何考えてるんだろう、自分。

 準斗くんは、クラスの男子達と同じ、普通の男の子なんだから。

 さっきちょっと誘惑されたぐらいで、変なこと考えちゃダメだよね。

 モヤモヤするものを胸に抱いていると、

「穂乃果」

「ひゃうっ!?」

 耳元で突然、準斗くんの声がした。

 いつもより低くて、大人っぽいその声に、思わずドキッとしてしまう。

 じゅ、準斗くん……、また何かやるつもりなの……!?

「聞いて、穂乃果」

 こんなこと言ったら失礼だけど、準斗くんの囁きは、例えると悪魔の囁きのようだった。

 いつもはそんなことないのに……、どうして今は……。

 怖い、という気持ちと同時に、また胸のドキドキが戻ってくるのが分かる。

 今度は……何を言われるんだろう……?

 不思議に思ったばかりに、意識しないうちに呟いてしまった。

「準斗くん……」

 そして、はっと気づく。

 ……くん付けをしてしまったことに。