「そうだよ!チャイム鳴らしても誰も出ないし、仕方なく電気がついてた風呂場に誰かいるかと思って!」 そりゃ、さすがの優も他人の家のチャイムには出ないでしょ。っていうか。 「おじさん…でもそれ、うち女しかいないんだから…ちょっと考えようよ。」 「…そ、それもそうだな。すまなかった。とりあえず、玄関開けてくれよ。」 「わ、わかった。」 そう言うと、おじさんはその場を立ち去った。