「はぁ。抜けてるからそんなことになるのよ。」 あたしはわざとらしく言う。 「お前に言われたくないな。かばんひっくり返して中身ばらまけるようなドジに。」 負けじと言い返してくる優。 「なんですって!?」 「まあまあ二人共落ち着いて。」 真名が苦笑いしながら最後のノートを拾った。 「だって優がぁ…!」