「つーことは、晴兄も同じじゃないのか?」 「晴兄も…。」 優が近くにベンチに腰掛ける。あたしもその横に腰掛けた。 「お前を助けたい一心で飛び出した。結果、自分は怪我したけどお前は助かっただろ。」 「うん…。」