まるで抱きかかえられるような体制。 見ていて胸がズキズキとする。 これが恋なの? いや、なんて考えてる場合じゃない。 あたしは二人から顔を背けて晴兄の病室へと向かった。 「ご家族の方は、少しお話したいのですが。」 先生はそう言って、おばさんを連れて行った。