がっと、小さな男の子を抱き上げて振り返る。 もう目の前にダンプが来ていた。 馬鹿だ、あたし。 飛び出したって、結局助けられてないじゃない! せめて少しでもこの子に危害がいかないように、とあたしは男の子を抱きしめて自分の腕の中に押し込めた。