優が言う。 「そうだったんだね…。」 目の前の光景に目を奪われる。 すごく綺麗。いつも下から見るのとは比べ物にならない。 『ただ今観覧車を停止しております。花火をどうぞお楽しみください。』 頭上の小さなスピーカーからアナウンスが流れた。