可愛らしい小さなパスを受け取った優は何事もなかったかのように観覧車のスタッフさんのところへ行ってそれを見せた。 「ちょっとどういうこと…」 「いいから、黙ってろって。」 優に静止させてあたしは黙る。 でも、カップルって…あたしたちそんなんじゃないのに。 「どうぞ。」