ここの観覧車は絶景が望めるって人気がある。 乗ってみたい気持ちもやまやまだ。とはいえ、カップルじゃないし…。 「乗ります。」 ええ!? いきなり優はあたしの手を握って歩き出した。 「ゆ、優!?」 「じゃあこのパスを観覧車の前で見せてくださいね。」