「楽しかったな!次あそこ行こうぜ!」 笑顔ではしゃぐ優。 いつもの憎らしさまでもが消えそうな、無邪気な笑顔。 「うん!」 あたしはその後に続く。 閉園前のおかげで人はだいぶまばら。乗り物に並ぶ人もほとんどいない。 「ねぇ、優。」 「あ?」