キケンな迷路~ラビリンス~

車を降りて見上げると、大きくて立派なマンションがあった。



東條さんの後ろを付いていく。



何階まであるか分からない位、高くそびえ立っているマンションを見上げながら歩いていたら



「痛っ」



躓いて、前の東條さんの背中にダイブした。



東條さんは振り向いて



「・・ったく、お前は運動神経がいいんだか、わりぃんだかわかんねぇヤツだな」と言った。



「すみません・・・」



「ほら」



と言って、手を伸ばしてきた東條さん。



「??」



「手」



「手?」



「繋いでろ」



と言って私の手を握って、また歩き出した。