キケンな迷路~ラビリンス~

「そうですよ、雨宮さん。何かあったらどうするつもりだったんですか!!」



真山さんに怒られた。



「ご・・ごめんなさい?」



「なんで疑問形なんだよ」



「だって・・・」



「まぁ、無事でよかった」



東條さんは、私を抱きしめたまま右手で頭を撫でてくれた。



大きな体にすっぽりと包まれて、微かにシトラスの香りがした。



東條さんが私の耳元で



「俺にこんなに心配させたのは、お前が初めてだ」



覚悟しろよ、と囁いた。


え…どんな覚悟すればいいんでしょうか、私…。