キケンな迷路~ラビリンス~

なんか・・・マズイ雰囲気・・・?



男は、懲りずにナイフを拾い、気を取り直したように立ち上がった。



ニヤッと笑った男は私に歩み寄り、今度は何を思ったのか、私の手首をガシッと掴み体を引き寄せた。



胸に私の背中を乱暴に押し付け、首に腕を回すと、持っていたナイフの刃で私の頬をペタペタ叩いた。



「・・・・」



あまりの急展開に絶句してしまった。



まるで人質にとられている様な私の姿に、息をのんで様子を窺っていた見物人たちの悲鳴が響いた。



「「「きゃーーー!!!」」」