キケンな迷路~ラビリンス~

「誰?私たちの知ってる人?」



「学校の人?」



「高校の同級生とか?」



どれもノーだと言うように、まどかは顔を横に振った。



「え~じゃあ誰よ~教えて~」



真里はまどかの袖を掴んでいて、もはや懇願状態だ。



「・・・りんちゃん、絶対に内緒にしてくれる?」



「え? わたし?」



首を捻りながら言った。



「うん」



よくわからないケド、言いふらしたりは絶対しないから



「わかった」



といった。