キケンな迷路~ラビリンス~

「ねぇ、りんとまどかは彼氏いるの?いたら友達とか紹介して~」



「彼氏かぁ~私も絶対に作る!!」



今まで散々私の恋愛の邪魔をしてきた兄弟は近くにいない。



恋するしかないでしょ!!



少々意気込んで決意表明した私。



「「まどかは?」」



2人でまどかに視線を移すと、まどかは少し俯きながらアイスティーの溶けかかった氷をストローでクルクルしていた。



「あれ~?もしかして、まどかって彼氏持ち?」



真里がズイッっと体をまどかに近づけた。