キケンな迷路~ラビリンス~

しばらく歩くと、手入れが行き届いた鉢植えが置かれたテラスのあるCafe’が見えてきた。



優しい色合いの店構えは、りんの大好物だ。



「コスプレでも何でも来いっ!!」



すっかり店の雰囲気は気に入ってしまった。



カラン・・と、涼しげな音を鳴らしてアンティーク調のドアを開けた。



「あの~先ほどアルバイトの事でお電話しました雨宮です」



カウンターにいた男の人が振り返った。



「やあ、こんにちは。雨宮さんね。こちらへどうぞ」



店の雰囲気に似合わず(失礼)色っぽいお兄さんだ。



わたし・・・店間違ってないよね・・・