キケンな迷路~ラビリンス~

受け取った楽譜をバックにしまい、ケイタイを、持ち主の東條さんの前辺りに差し出した。



大きく足を開いて腕組みし、目を閉じていた東條さんは、テーブルに置かれたケイタイの音で目を開けると、おもむろにそのケイタイに手を伸ばした。



無意識だったの・・・



東條さんの手とケイタイの間に手を滑り込ませたのは・・・



眉間に濃いシワを寄せ、鋭い視線を私に向けた東條さん。



「なんだ」



威圧するような低い声で言った



部屋の温度が下がった気がしたが、私は、気にせず言った。