「あ、あの・・・」



うう~~どうしよう~、拓のばか~



私の困ったような様子を見て理解したのか、イケメンさんは



「間違えていたらすみません。お客様は、中沢 拓とお約束されていらっしゃいますか?」



にっこり微笑んで言った。



「は、はいっ!!」



??拓と約束してる事になるのか??
まぁ、いいか



「お待ちしてました。拓はまだですが、じきに来ると思いますのでこちらへどうぞ。ご案内します」



「はい」



カウンターやテーブル席のあるフロアを通り抜け、奥の個室へと案内された。