キケンな迷路~ラビリンス~

「ちょっと、りん!何やってんのよ!!」



まどかの声にハッとして、床に散らばったガラスの破片に目を向けた。



グラスの割れる音が響いたのか、奥から店長が顔を出した。



「どうした? 大丈夫か?」



「りんが、グラス落としちゃって・・・」



「りんちゃん、大丈夫? ケガしてない?」



「は、はい・・・」



見間違いだよね?



こんなメルヘンチックなカフェに、居るはずない。



「東」



その声に店長が振り向いた。