キケンな迷路~ラビリンス~

大広間のふすまを、勢いよくスパーンッと開けて、今日の裏門見張り役、涼介が大声で叫んだ。



それまでガヤガヤしていた大広間は、一瞬で静寂に包まれた。



「どこのどいつだ?」



青さんが低い声で唸った。



「金田組ですっ」



「昨日の輩か」




真剣な青さんに対して




「しつこい男は嫌われるよね~?」



と大善さんは1人、食事を続けている。



大善さんが箸を置いて



「すぐ戻ってくるからね~」



と言うと、師匠4人が一斉に立ち上がり、大広間を後にした。