キケンな迷路~ラビリンス~

「失礼します!!」



引き戸を開けて一礼。



「りん、待ってたぞ!!」
「り~んちゃ~ん♥」
「よぉ~、りんじゃねぇか!!」
「お元気でなにより」



・・・・相変わらずだ。



「みんな、ただいま」



裏道場にいたのは、雪舟蘭の師匠4人だった。



「おい、りん!! 丁度良かった。相手になれ」



「え~ なんでいきなり青さん相手なんですか~!?」



この人は空手の達人、浅倉 青一(あさくらせいいち)。35歳。 



ブーブーと文句を言う私の襟をグイグイ引っ張って、道場の中央へと連れてきた。