キケンな迷路~ラビリンス~

「おじいちゃん、今帰ったよ」



平屋建て日本家屋の母屋で一番立派な和室の前。



正座し、ふすま越しに声を掛けた。



「りんか?入れ」



室内に足を踏み入れると祖父、雨宮 静流(せいりゅう)が笑顔で出迎えてくれた。



「ただいま、おじいちゃん」



「ん。 元気にしておったか?」



「うん。学校も楽しいよ」



「それは良かった。そうそう、青一が張り切っておったぞ。道場へ行って来い」



「なんで青さんなのぉ~?」



「ほっほっほっ、まぁ顔を見せてやれ。みんなも今なら揃っておる」



「うん・・・わかったよ。着替えていく」