キケンな迷路~ラビリンス~

「やっと着いたぁ~!!」



電車を降りて、両手を空に突き上げ、固まった背中をう~んと伸ばした。




ほんの数か月しか離れていないのに、何だか懐かしい。



実家からのお迎えを断っていた私は、慣れ親しんだ道をゆっくり歩いた。



暫くすると、10階建てのマンションが見えてきた。



3LDKのファミリー向けマンションだ。 ごく普通の。



マンションの入り口でオートロックを解除してから中に入って行った。



それを見届けた悟は、ルイに報告の電話をしていた。




・・・りんが、エレベーターホールを無視して通り過ぎているなんて思いもよらずに・・・