キケンな迷路~ラビリンス~

東條さんは、ギュッと抱きしめる腕の力を強くした。



この甘ったるいような雰囲気を壊すように、店長がパンパンと手を叩いた。



「はいはい、わかったから。とりあえず隼人、りんちゃんを離して」



「あ゛?」



「いいから、ほら」



と言って東條さんの腕をペシッと叩いた。



「りんちゃん、話はあとでするから。とりあえずピアノ、よろしくね」



時計を見ると3分前だっ!!



「はいっ、行ってきます!!」



「りん、待て!!」



「りんちゃん、終わったらこっちに戻ってきてね」



「は~い」



「東!!ふざけんじゃねーぞ!!」



「はいはい、隼人はこっちね。説明するから」