キケンな迷路~ラビリンス~

煌びやかなフロアに、ヒールの音を響かせて歩く。



すれ違う女の子たちが ”頑張ってね” と声を掛けてくれた。



ピアノの前に座って深呼吸すると、不思議とリラックスできた。



店長に好きなように弾いていいって言われているけど、やっぱり、しっとり落ち着いた感じの曲がいいよね。



両手を鍵盤の上に載せて目を閉じた。



♪♪♪~



1度弾き始めると、意外と後はスムーズだ。



店長の言っていた通り、お客さんはお酒とカワイイ女の子に夢中で、ピアノを聞いていないっぽい。