キケンな迷路~ラビリンス~

「ほ、本当ですか?変じゃないですか?」



「本当だよ。可愛いよ」



素直に嬉しかった。



女の子なら ”かわいい” って思われたいよね?



ご機嫌になった私は、大きな姿見の前でクルクル回って後姿もチェックしていた。



「さてと、そろそろ行きますか」



店長が腰を上げた。



そうだった、これからピアノを弾くんだった。



すっかり舞い上がって忘れていた・・・



「篤人さん、こんなに綺麗にしていただいて有難うございました」



「じゃあ、今度食事に付き合ってね」



「篤人!!」